レポート① MUSICA TEAを愉しむ紅茶ワンデーセミナー

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醸研究所の醸せ師hikarinです。

2022年10月23日(日) 秋晴れの日曜日 初めての紅茶セミナーを開催しました。

講師は大阪で70年という歴史ある紅茶専門店「MUSICA TEA」三代目の堀江勇馬さん

そうか!堀江さんも三代目だ!!

お付き合いのある麦みその井伊商店の井伊友博さん、昆布屋・苦楽園永楽の藤橋健太郎さんも三代目!!

私は三代目にご縁があるのかも(*´艸`*)

そんなことはさておき・・・(笑)

日曜日に二部制でセミナー開催というのは初めての試みでしたが、大阪だけでなく関西圏からの受講生が多かったのですが、遠くは九州からも受講者さんがきてくださり熱い一日となりました。

会場にはスリランカのろうけつ染めで作られたムジカ70th anniversary タペストリー!!

スリランカの茶園風景が描かれていて、今年8月に5年ぶりのセイロン島ツアーに行ってきたという堀江さんの現地の話を聞いていたら、私も茶園をこの目で見てみたいと思いました!!

 

さてセミナーのレポートといきましょう!

まずはムジカティーの歴史からスタート。

1952年に勇馬さんの祖父・謙吉氏が大阪・堂島で音楽喫茶を開店したのがはじまり。

当時珈琲がメインだった喫茶店で初の試みとなるアールグレイや、日本で初めてとなるシナモンティーをメニューに加えたことで音楽愛好家たちから人気がでる。

その後謙吉氏の長男・敏樹氏(勇馬さんの父)が音楽喫茶を引き継ぐ形で「Tea House MUSICA」をオープン。

今では当たり前となった “紅茶をポットで淹れる” というのは当時珍しく、外国産紅茶の輸入が自由化されたことも重なり、ここから発信された紅茶は数知れず。

煮だした紅茶 いわゆるチャイが現代に広く浸透しているのもムジカ無しでは語れないのです。
(カナディアンやカンテグランテとの歴史も興味深かった。)

2代目 敏樹氏の紅茶愛は強く、この時から「最高級の茶葉をなるべくリーズナブルな価格で、美味しくがぶがぶ飲める紅茶を扱いたい!」というムジカティーの企業理念が築かれました。

その思いを引き継ぎ、長年愛された堂島から2019年に芦屋に移転

「MUSICATEA芦屋本店」「Tea saloon MUSICA」を勇馬さんがオープンされました。←私は今年初めてお店に行きました。(遅っ!!)

セミナー受講生の中には”堂島店に行ったことがあります”という方もいらっしゃって、いいな、いいなぁ~と眺めておりました。

次は紅茶の茶葉について。

一口に紅茶と言えども、その茶葉の形状や製法は異なっています。

写真右上から時計回りにOP、BOPF、BOP、D

OPはオレンジペコー、
BOPFはブロークンオレンジペコーファニングス、
BOPはブロークンオレンジペコー、
Dはダストと呼ばれる茶葉の形状です。

茶葉の大きさでいうとOP>BOP>BOPF>D
(この辺りはまた詳しく解説できるように勉強しておきますね。)

紅茶は ムジカティー70周年記念木箱ヌワラエリヤ からスタート♡

ここから怒涛のムジカティー試飲が始まります!!

こんなに試飲ができるなんて贅沢すぎる!!と受講生も悶絶するラインナップは

サバラガムワ
ルフナ
キャンディ
ディンブラ
ウダプセラワ
ウバ

どれもそれぞれに美味しくて、世間一般に紅茶を注文すると「ストレート、ミルク、レモン、どれにしますか?」というありきたりな質問が笑えてしまうくらい

味も違えば香りも水色(紅茶の色)も違って「紅茶ってこんなに種類があって違うんもんなんや!」と実感できるのがすごく楽しかった。

まずは右から順番に。

次は好みの紅茶をもう一度。

更には逆からもう一周(*´艸`*)

味覚が渋滞しそうなくらいの試飲だったけど、これでは終わらず

 

ダージリン ファーストフラッシュとセカンドフラッシュの飲み比べ!!(≧∇≦)

ダージリン特有のマスカットのような香りをマスカテルフレーバーと呼ぶのですが、マスカットだけではなく巨峰のようなジューシーな芳香も堪能♡

香りが鼻腔突き抜けて脳天にくるくる~!!

『今まで飲んでたダージリンはなんやったんやろう!』と誰かが呟くと、皆さん大きく頷いていました(笑)

今回の紅茶セミナーの中でもスペシャルだったのが ダージリン セカンドフラッシュ マーガレッツホープ茶園のムーンライト

茶葉をみてもらって分かる通り全体的に白っぽい(淡い)でしょ。 これは、

月明かりを意味するこの紅茶は一芯一葉のみ摘み取り製茶していきます。
加熱させず乾燥さし、葉のわずかな酸化を可能にするため長時間発酵させたこの紅茶は、他の紅茶と違い白茶にも似た、しかし白茶よりも強い風味と水色を生み出します。
絹のような銀色の新芽と濃いオリーブカラーの葉。水色は黄金色。
心地よいフローラルノートと蜂蜜のような甘さを是非お楽しみください。

商品説明にもあるとおり、とっても貴重なお茶なのですが、このセミナーの為に堀江さんが特別に準備してくださったもの。

パッケージみた瞬間、紅茶好きさんから嬉しさで歓声があがったほど!!

初めて飲むという受講生からは

『今まで飲んでたのは色つきのお湯だったのね。こんなに紅茶が美味しいとは衝撃過ぎる!!』と大絶賛。

パンドラの箱を開けてしまったら元には戻れないのよ。

美味しい紅茶が世の中にはあるのです!!

美味しすぎて私も思わず購入しちゃいました♡

試飲はこれに終わらず更にチャイとキリテを。(一部は時間の関係上、キリテがだせなくてごめんなさい。)

キリテとはシンハラ語で、キリは”ミルク”、テは”紅茶”という意味で、

紅茶とミルクを混ぜ合わせたものを、専用のカップを二つ使用して高い位置から交互に何度も混ぜ合わせて泡立てて飲む庶民的なミルクティーのこと。

日本のように冷蔵庫機能があまりよくないスリランカではミルクの代わりに練乳を使うらしく、今回初めて飲んだキリテはミルキーのような懐かしい甘さのミルクティーで、子どもは絶対好きだよねっって。

チャイは3種類のスパイスから一つ選んで作ってもらったのですが、一部、二部ともに「山椒チャイ」

これが中華料理のデザートに出したら流行るんじゃないかというくらい美味しくて盛り上がりました!!

飲むだけでなく、美味しい紅茶の淹れ方も教えてもらいましたよ。

ポットと茶葉とお湯があればどこでも紅茶は飲めますが、お湯にささ~とつけるだけではただの色付きのお湯。

残念ながらこれは美味しくない(T_T)

紅茶を美味しく淹れる為には道具(ポットやティーカップ、ティーコジー等)、お水の種類、茶葉の分量、お湯の温度、抽出時間を知る必要があります。

でも何も難しいことは一つもなくて、基本の淹れ方を一度覚えてしまえば、あとは実践あるのみなのです。

詳しくは11月1日(紅茶の日)に発売された『MUSICA TEAに教わる紅茶の楽しみ方』に書かれているので読んでみてください。

この本、イラストも可愛くて、内容もとても分かりやすく老若男女問わず読めますよ。

 

長くなったのでレポート②に続く。

 

 

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醸せ師hikarin@醸研究所

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