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醸研究所の醸せ師hikarinです。
明日7月10日は「納豆の日」
そう!
7月(なっ)10日(とう)!!
語呂合わせから始まった『納豆の日』は、関西の納豆を食べる量を増やす目的で昭和56年に関西限定ではじまった記念日だったそうですが、今では発酵ブームも相成って全国的に広まってるようです!!
せっかくなので、納豆の日にちなんで栄養満点の納豆についてお話したいと思います。
納豆嫌いな関西人?それホント?
関東に比べると、関西では納豆はあんまり食べられてないようなイメージがありましたが、今はどうなのでしょう?
地方別の納豆の支出金額の平均を見てみましょう!
地方別1世帯当たり納豆の支出金額(平均)(平成29年)
(出典:家計調査年報(家計収支編:二人以上の世帯)平成29年(総務省統計局))
これを見るとやっぱり東に比べると西側の消費量は少ないですね。
醸研究所の発酵教室の定番にも納豆教室があって、過去に何度も開催したことがあるのですが、お味噌作りやひしお教室に比べると、納豆は人気が少ないように感じる(;’∀’)
その要因はこの辺りにあるのかもしれませんね。
しかしながら、現在では納豆=健康食品というイメージも定着。
スーパーでも納豆コーナーがあるくらいだし、納豆が苦手な人は多いのかもしれませんが、昔に比べると増えているのではないでしょうか!!
かもけんの納豆教室は納豆嫌いさんでも食べれるレシピがあって、それはもう何人もの受講生から「納豆は嫌いだけど、これは食べれます!」と太鼓判を押していただいているので、苦手意識克服の一助になれたらいいな~と思っています♡
納豆の正式な名前ってあるの?
さてここで質問です。
納豆、納豆と言いますが、正式な名前をご存知ですか?
納豆の正式の名前は「糸引きなっとう」と言います。
そのまんまやん!とツッコまれそうですが、実は糸を引かない納豆もあるんです!!
それが「浜なっとう」や「徳大寺なっとう」と呼ばれるもの。
糸引きなっとうは納豆菌をつかって発酵させる無塩大豆発酵食品ですが、浜なっとうや徳大寺なっとうは麹菌をつかって発酵させた後に塩水を加えて1か月以上発酵させます。
同じ「なっとう」ですが、実は違う「なっとう」だったのです。
ちなみに浜なっとうは静岡県浜名湖湖畔の大福寺で作り始めたと言われており、健康オタクだった徳川家康の大好物で「浜名湖の納豆はまだか!」と待ちわびていたことが由来で、浜名のなっとう→浜なっとうと呼ばれだしたとか。
どこまで本当の話かは定かでないですが、江戸時代からお殿様の胃袋を掴んで離さなかった納豆だったというのは確かなようですね。
世界の納豆
日本だけでなく、大豆の発酵食品は世界各地に存在しています。
テンペ(インドネシア)、豆鼓(中国)、キネマ(ネパール)、清国醬(韓国)、トゥワ・ナオ(タイ)など、東南アジアの地域で納豆菌や枯草菌などをつかって発酵させたものが数多く見られます。
これは気候も関係していて、雨が多く暖かで湿度が高い、モンスーン地帯と呼ばれる地域。
日本も温暖湿潤だもんね~
でも糸引きなっとうのように混ぜるとネバネバしてるんは日本だけのもの。
そして納豆=健康食と言われるようになったのには、畑の牛肉とよばれる大豆に、納豆菌が繁殖して作り出す酵素や栄養素が大いに関係しています。
世界一の栄養食品といわれる納豆の効用を見ていきましょう!!
世界一の納豆パワー!!
消化吸収がよくて栄養満点!!
植物性たんぱく質の代表「大豆」を原料とする納豆。
もともと消化吸収に難ありな大豆は、納豆菌が繁殖することによって分解され、大豆の栄養が消化吸収されやすくなります。
消化だけでいえば蒸し大豆<豆腐<納豆こんなイメージを持ってもらうとわかりやすいです。
納豆菌にはプロテアーゼやアミラーゼなど酵素が沢山含まれているので、納豆を食べることによって、体の中の消化酵素として有効的に働いてくれますよん♡
発酵することで増えるビタミン類
発酵することで増えるビタミン類ですが、中でも成長を助けるビタミンB群や、骨を丈夫にするビタミンK2が納豆にはたくさん含まれいます。
また、ごはんと一緒にたべることで必須アミノ酸がほぼほぼとれるので、お米が主食の私たち日本人に「納豆+ごはん」はぴったりな食べ合わせというわけです♡
生活習慣病予防
納豆の脂質の50%はリノール酸。
リノール酸はコレステロールを低下させてくれるので、動脈硬化や高血圧の予防に効果があると言われています。
また心筋梗塞のような血栓症の患者さんに投与されるウロキナーゼという薬(約30万単位)があるのですが、納豆50gの中にウロキナーゼ80万単位分の血栓溶解作用があるとわかっているので、納豆を食べる習慣が血栓症の予防になると言われています。
この納豆の血栓を溶解する酵素「ナットウキナーゼ」を発見、命名したのが須見洋行博士!!
須見博士、ありがとうございます!!
腸活に納豆菌!!
なっとう1gの中に納豆菌は10億以上!!
100gの納豆を食べると約1000億の納豆菌がお腹の中に入ることになります。
(納豆菌の繁殖力はすごく早くて30分おきに分裂していくので、最初の1個が10時間後には100万個とかになるんです!!)
このスピード感をもって膨大な数の繁殖するので、腸の中では悪い菌の繁殖を妨げ、乳酸菌の繁殖を助けてくれたり、腸内環境を整える役割を担ってくれています。
ですが、俺が俺が!な納豆菌様(笑)
繁殖力がすごすぎて、食べすぎると納豆菌だらけになり、逆に腸内環境が悪化することも。
体に良いからと言っても食べすぎとダメ。なんでもバランスですね(^_-)-☆
まとめ
納豆の日にちなんで納豆のお話をしてみましたが、どうでしたか?
納豆食べたくなりました?(*´艸`*)
スーパーで3P100円くらいで販売されている納豆ですが、身近なスーパーフードとして食卓に上がる回数が増えることを願っております。
納豆そのまま食べるもよし!
アレンジ納豆するもよし!
私は「そぼろ納豆」が好きです。
切干大根と合わせて、醤油ベースの味付けで食べる総菜納豆♡
明日は久しぶりに作ってたべよ~っと♡
最後までお付き合いいただきありがとうございました♡
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