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醸研究所の醸せ師hikarinです。
かもけん開催26回目の冨金原劇場のつづき。
前回の記事では肝煮と鶏皮煮をご紹介した後、長らくお待たせいたしました(;´∀`)
梅水晶のご紹介!!
梅水晶っていうのはもともとサメの軟骨を加熱処理して千切りしたものに、梅肉をつかった調味料であえた一品。
コリコリした食感と梅の爽やかな酸味が酒の肴にぴったりで居酒屋さんなどの人気メニューのひとつなのですが、サメの漁獲量も減ったこともあり、食感の似ている鶏の胸骨(薬研軟骨)をあわせて作られるようになり、サメよりも安価で手に入りやすいことから現在では鶏多めのところが多いとか(笑)
ということで、ここでご紹介する梅水晶は薬研軟骨100%で作ります。
【 材 料 】
- 薬研軟骨 100g
- 梅肉 35g
- 白だし 6g
【 作り方 】
- 50℃洗いした薬研軟骨をひたひたの水で10分茹で、ゆであがったら縦に細く切る。
- 梅肉と白だしで和える。
材料さえあれば、茹でて和えるだけで出来るので超簡単!!
梅肉は梅干しの塩味によっても変わるので、お好みの梅干しで作ってみてくださいね。
最後に大葉をちらすと更に香りと風味がアップ!!
私は庭の穂紫蘇を醤油漬けにしていたものをトッピングしました♡
薬研軟骨は鶏一羽につきごく少量しか取れない希少部位で、柔らかいのが特徴です。
薬研軟骨のはYのような形をしているのですが、漢方薬や生薬をすりつぶす道具=薬研の形に似ていることから「薬研軟骨」と呼ばれるようになったとか。
因みに料理では大さじとか小さじとかっていうでしょ?
この「匙(さじ)」という言葉も薬を調合する時の分量の加減のことをあらわしたところから、お料理も匙が使われるようになったとか。
今では容量も用法もきっちりと数値化されている薬ですが、当時は医者のさじ加減ひとつで病の回復に大きく差がでたそうで、特効薬のようなものがなかった時代は「食養」が主流。
食養のエキスパートは「食医」と呼ばれ、食医の中でも国の病気を治す食医がトップにいて、人の心を治す食医、人の病気を治す食医とランク付けがされてたそうです!!
名医とよばれた食医さんは敏腕なさじ加減で国の病気も治して国力もあげて行っていたのでしょうね!!
ほんとすごいわ!!
国を治すとまではいかなくても、自分の家族の健康を支える主婦(主夫)も食医さんだと私は思っています♡
普段一緒にいるからこそ小さな変化に気づけたりするものです。
食事も大切な人を見守る目も必要♡
醸せ師hikarin@醸研究所
求めよ さらば与えられん (新約聖書 ルカの福音書 11章 9節より)
冨金原先生、参加者のみなさん、ありがとうございました。
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